
Mirageのソリューション
分散しているPC(含むモバイル)の対応
世界規模の大会社では、100カ国以上の国々で10万台以上のPCの管理の必要性がある場合があります。それには、劇的にイメージ管理を合理化し、各PCに配布する必要があります。
所属部署や国々によってデスクトップに必要なアプリケーションやデータが異なり、デスクトップイメージの管理を難しいものにしています。管理者は、各PCのソフト更新やデータバックアップを行わなければなりませんが、各PCはエンドユーザにより使用されており、ダウンタイムは双方にとって高くつきます。
管理者は、ダウンタイムの低減の必要に迫られています。システム更新や保守時間を減らせば、ダウンタイムが増え、管理時間を増やせば、利用者の使用時間が減ります。高額なサーバ・ストレージ・ライセンスを揃えることによる解決策が無いわけではありません。しかし、この方法では、長期間顧客サイトに出かけるユーザに対しては有効ではありませんでした。社内ネットワークに接続されていないPCの管理やバックアップは、とても難しい課題です。そのようなオフライン環境でも、同様のソフト更新およびデータバックアップが必要であり、かつ、ユーザ自身でアプリケーション追加が行えるような柔軟性も必要です。
目的
- リモートやモバイルPCに対しても効果的な管理
- リモートやモバイルPCに対してもソフト更新やセキュリティパッチの確認
- 全PCのバックアップ
- 大掛かりな仕組み無しに実施
- ユーザ自身が変更でき、オフラインでも利用可能
- ネットワークの接続にかかわらず十分な性能発揮
解決案は?
仮想化ソリューションでも、上記の目的をすべて達成するものは、ありません。リモートやモバイルユーザも含めた管理・サポートおよびデータ保護のソリューションは難しいことがわかりました。
- サーバホステドソリューションでは、オフライン時やリモートユーザへの対応が難しく、WAN利用の更新では時間がかかり、オフラインでは更新できません。また、データセンタ内のサーバおよびストレージは高性能なものが必要です。
- クライアントホステドソリューションであればオフライン利用はできますが、集中管理が便利になるとは言い切れません。オリジナルのOSと仮想化のOSの二つの管理が必要になります。
Mirageの特長
Mirageのアーキテクチャは、これまでとは異なったもので、モバイルPCやリモートのPCに対しても有効です。Mirageの単一イメージ管理は、ソフト更新を合理化し、ユーザエクスペリエンスを低下することなくWAN経由でも可能です。Mirageによって以下のことが実現できます。
- 中央集中管理で更新・トラブルシューティング・パッチが可能です。-ネットワークの接続如何にかかわらずデスクトップ管理を行うことができます。
- イメージ管理の合理化を実現します。-単一のベースイメージから多数のエンドポイントに配布します。 Mirage利用で管理者は、単一イメージを管理していれば、登録されている全仮想デスクトップに反映します。
- ハードウエア交換も迅速に行えます。-WAN経由の場合も迅速にリストアできます。
- 故障・紛失ノートブックのデータを守ります。-エンドポイントでハードウエア交換を実行すれば、ユーザの設定したアプリケーションおよびデータ含んだ全ての環境を即時復旧することができます。たとえハードウエアが異なっていても、同じ環境を専用スタッフがいなくても復旧することができます。
- エンドユーザをサポートします。-ベースイメージに縛られることなく個々の設定を実現します。 オフラインでの利用ができます。 会社の方針に則って個別アプリケーションのインストールも可能です。
- 高性能なサーバ・ストレージを必要としません。-安価なサーバで全エンドポイントの管理を実施します。 重複排除の革新的なアーキテクチャで、効果的なサーバ活用を行います。