
Mirageについて
従来VDIとの違いは
従来VDIとの違いは
Horizon Mirageは、クライアントのパフォーマンスを劣化することなく、デスクトップ仮想化の利点を提供します。管理者は、WAN経由であったとしても全クライアントの管理・サポート・データ保護を簡易に行えます。さらにクライアントに利用制限を加えませんので、ユーザは個別のアプリケーションのインストールも行え、クライアントの性能を十分発揮し、オフラインでも利用可能です。
リモートおよびモバイルの最適化
従来のVDI製品は、LAN内のPCに対しては強力な管理が行えました。しかしながら、全エンドユーザに最適かというとリモートやモバイルのユーザには適していませんでした。Mirageのテクノロジは、ネットワーク帯域や遅延を考えなくても利用できるソリューションを提供します。
- データの重複排除−Mirageはファイルレベルやブロックレベルでの革新的な重複排除を行いネットワークの負荷低減に貢献します。全ユーザ・ファイルのインデックス管理により、差分のみを更新します。
- オフラインでも利用可能−各ユーザは、ローカルキャッシュにのみアクセスしますので、オフラインでも使用可能です。ネットワーク接続有無は自動的に判断しますので、ユーザは意識する必要がありません。また、ネットワーク再接続時に自動的に更新作業を行います。
- WAN経由のストリーミング−PCの交換や紛失による新しいハードウエアへの環境移行も仮想デスクトップ(CVD)を割り当てることにより迅速に行えます。たとえハードウエアの種類が異なっていても可能です。しかも全データをコピーするまで待つ必要は無く、ブートに必要なファイルをコピーすれば、利用可能になります。残りのデータは、ストリーミング配信されますので、従来のように長時間待つ必要は無く数分にて利用可能になります。
個別ユーザ設定を考慮した単一イメージ管理
従来のイメージ管理は、各クライアントはセンタ内のマスタデータを利用して作成されますが、その後のパッチや更新は個別クライアントで行われるため、マスタデータと差異が発生しました。 Horizon Mirageでは、全クライアントのパッチ・更新等のバージョン管理を1クリックで実施することができます。管理者は、センタ内のリファレンスPCの管理を行うだけで、全クライアントのバージョン合わせを行うことができます。もちろん、このことにより各クライアントで設定したアプリケーションや作成データに影響を与えることはありません。
ハイパーバイザ不要かつハイパーバイザでも使用可能
クライアントには、センタ内の仮想デスクトップ(CVD)をキャッシュするアプリケーションをインストールします。これは、簡易な管理ツールでハイパーバイザではありません。したがってOSライセンスの重複を避けることができOS管理も1つだけで済みます。 しかしながら、Mirageはハイパーバイザ環境にも対応します。主な利用方法は、センタ内にハイパーバイザの仮想環境を用意しておき、クライアントの障害時に該当の仮想デスクトップ(CVD)を仮想環境に割り当てることでトラブルシューティングができます。